窓を効果的に使う。

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日本の伝統的な窓である地窓。
低い位置での安らぎが求められる和室の場合、
程良い明るさと、座った時の眺望に気を配る必要があります。
また低い位置に窓があるため、
外の視線を気にすることなく採光と換気ができます。
空気は冷たい空気が下に溜まり、
暖かい空気は上にいきます。
夏に地窓を開けておくと、室内の空気を効率よく循環することができます。

サッシメーカーの実験・シミュレーションからも
1部屋に2つの窓を設ける場合、
腰窓二つよりも地窓と高窓の組み合わせの方が
通風量は同じでも出入口の窓に高低差がある事で
室内全体に風が流れ、より快適に感じられる
という結果が出ているそうです

※愛北の家

地窓=和室というイメージですが、
和室に限らず室内の上部に開口を設けられない場合に
足元から光を採り入れたり、
地窓から緑が見えることでほっとする空間を作り出すことが出来ます。

※岩倉の家:玄関ホール


※正明寺の家:廊下


※岩倉の家:洗面室


安八の家:玄関ホール

普段、見慣れている窓でも取り付ける位置を工夫する事で、
通風・採光・眺望面で意外な効果を持たせる事が出来ます。

伊神

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木陰は涼しい。

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なぜ、木陰は涼しいのか。

それは木が葉の温度を一定に保つため
地面から吸い上げた水を葉から
蒸発させて温度を下げ
同時に周囲の熱を奪っているためです。

木が夏に葉を多く付けるのはそのためです。

植栽の緑は目に優しく
植栽のゆらぎは疲れを癒してくれます。
植栽は光合成で酸素を増やしてくれます。
そして、植栽の葉の周りで冷やされた空気は
下降気流となり足元から涼しくしてくれます。

庭に大きな木が1本あるだけで
夏の暑さはずいぶん和らぎます。

エアコンだけに頼らず
自然の冷房も取り入れて
身体によい暮らしをしましょう。

坪内

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猛暑続き。

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今年は記録的な猛暑で暑い日が続いておりますが、
いかがお過ごしでしょうか。

私は自宅でもほぼ毎日エアコンを付けずには過ごせません。

家づくりの希望・要望をうかがうと、
断熱のしっかりした家を望まれる方が多いです。

私の家は築40年程になります。
昔の住宅は屋根裏・壁・床下の断熱が不十分で
外部からの熱が室内に伝わりやすくなります。
また、気密性が低い住宅は熱損失が大きく、
冷房や暖房の効きも悪くなります。

夏場に冷房が効かない住宅は、
断熱・気密が不十分であることが多く、
エアコンに大きな負荷がかかるため、
エネルギーコストも高くなりがちです。
断熱材を十分に入れ、気密性を高めれば、
夏の暑さや冬の寒さに対応できます。

さらに長期優良住宅の場合、
省エネルギー対策等級は最高の等級4が必要です。
私たちの造る家は長期優良住宅仕様を標準としています。
エネルギーコストの低減や省エネだけでなく、
快適な生活環境と健康的な生活を手に入れることができます。

長期優良住宅
 
倉坂の家


奥田の家


Rカベの家


扶桑の家

伊神

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2階の洗面は役に立つ。

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堀畑の家の2階には洗面スペースがあります。

幼い子供がいる場合や、
家族が多い場合はとても役に立ちます。

そうでなくても、
2階の掃除(ベランダの掃除)や
寝室で使う加湿器などの給水
うがい、歯磨きなど
様々な用途で役立ちます。

設置してもあまり使わないという方もみえますが、
家族のライフスタイルや予算に合わせて
検討することが大切です。

坪内

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可愛いインターシップ

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今週の三日間、女子高校生の二人がインターシップに来てくれました。
今回のインターシップは愛知県と(一社)愛知県建設業協会の働きかけにより次世代を担う優秀な人材を確保・育成をするため、毎年夏休みに入ると実施されるものです。私たちの事務所は今回初めての受け入れでした。
高校生が我々の仕事を体験しに来てくれるということはとても嬉しいことでした。今回の体験で建物を創造することが好きになり将来の彼女たちの目標となってくれるといいなあと思いつつ受け入れました。

まず初めに設計事務所はどういう仕事としているのか?木材や設計図書などを広げて伝えました。

パソコンを使って、これから始まる計画の敷地図をCADで描いてもらいました。

伊藤先生も参加して完成建物(平和町の家)を見学して工夫したところ、苦労したところを観ていただきました。先生も建築が好きなのでしょう、先生からの質問が結構多かったです。

CADで描き始めた敷地を実際に訪れ、詳細部分や確認のための測量をしました。

三日間、楽しかったでしょうか?建築設計を将来仕事としてくれるかな?ここに来る前や初日は緊張したことでしょうね。本当にお疲れ様でした。

五藤

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GOOD DESIGN AWARD 2018

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2018年度グッドデザイン賞の二次審査会が
7/31~8/2の3日間、幕張メッセで開催されます。
今回は「Rカベの家」が一次審査を通過し、
二次審査に出展しています。

一度はグッドデザイン賞という名前を
聞いたことがある方も多いと思います。

グッドデザイン賞は1957年の開始以来、
シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。
国内調査によると、Gマークの認知率は87.7%。
また、58.5%の生活者がGマーク商品を
「魅力ある商品」として購入時の選択に
影響を受けていることもわかっているそうです。

これまでに、
2009年に「さとこまき調剤薬局」

2014年に「奥田の家」

がグッドデザイン賞を受賞しています。
3度目の受賞となる事を願っています!

二次審査の結果は9月、
受賞発表は10月の予定です。

伊神

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書斎は主婦の憧れ。

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書斎と聞くと、男性が仕事や趣味の部屋として
使用するイメージがあります。

仕事を家でする方にとっては、プライベートと
仕事が混じらないためには、必要かもしれません。

しかし、家族の中で書斎を
一番必要としているのは
「主婦」ではないでしょうか。

子供の学校の書類や毎月の支払の計画
献立や家族の情報管理など、
沢山の書類を整理できて、作業できる空間が
欲しいと主婦の方々は感じているはずです。

私の妻も同じです。
子供が寝た後にダイニングテーブルで
書類を棚から持ってきては作業して戻す。
これの繰り返しです。たまに一緒に
見当たらない書類を家中探したりします。
それだけで時間と労力を使います。

キッチンやリビングの近くに2畳ほどの書斎。
この書斎があれば、家事の効率があがり、
家全体がうまくまわるようになります。

坪内

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日本の空間。

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日本の伝統的な建具である障子。

和紙を透過して入る光にはやさしさがあり、
その光は白い壁に反射し部屋全体に広がります。

そして木と紙で作られた障子の陰影は
見ていると心が落ち着きます。

日本人の体を休めるのに最適な日本の空間を
ぜひあなたにも。

坪内

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良い影響を与える天井。

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現在建築中の安城の家の2階は勾配天井です。

この他にも桜並木の家、奥田の家、扶桑の家なども
勾配天井となっています。

桜並木の家

奥田の家

扶桑の家

屋根と同じ勾配にすることで、屋根と天井との間に無駄な
空間がなく、建物全体の高さをおさえることができます。

勾配天井の空間はフラットな天井の空間に比べ広く感じます。

断熱や通気をしっかり施工するため、
夏の暑さや雨の音なども気になりません。

また勾配天井の子供室は、子供の成長に
良い影響を与えると言われています。

天井に勾配などの変化をつけると、
脳が刺激され、 物事に対し創意工夫するようになる
と言われているためです。

子供室は狭くて良いと希望される方が見えますが、
狭い部屋でもちょっとした工夫で子供の成長は大きく変わります。

伊神

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子供は庭で遊びたいんです。

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堀畑の家のリビングダイニングは平屋になっており、
庭を眺められるようになっています。

最近の住宅は基礎を頑丈に高くするため
床と庭の段差が大きく、庭が遠い存在になっています。

基準は地面から40cmが基礎の天端
そこから土台や床材を含めると60cm弱の段差ができます。

しかし、やり方によっては堀畑の家のように
ぐっとリビングの床と庭を近づけることができます。

子供達が庭とリビングを行ったり来たりできる
そんな住宅はいかがでしょうか。

坪内

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