知識と手間が建物を健康にする

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「ベジファースト」はご存知でしょうか。食事の際に他の食べ物よりも先に野菜を食べること。

食物繊維の効果で血糖値の急激な上昇が抑えられ、インスリンが過剰に分泌するのを防止でき、ダイエットや便秘に効果があります。
つまり食べ物の順番を変えるだけで健康になる訳です。

建物でも同様に全く同じ材料を使って劇的に健康にすることが出来ます。
基礎コンクリートの打設方法です。
木造の場合は「べた基礎」という形状をコンクリートで成形します。
一般的に施工のし易さによりコンクリートの底部と立上り部を別日に打設しますが、その際に打ち継ぎという「ジョイント」が出来ます。しかし、その「ジョイント」から雨や空気中の水分が染み入る隙間ができるのです。それは基礎の寿命を大きく左右すると考えます。
そのため私たちはジョイントが出来ないように立上りまで一度に打設します。

    ※べた基礎断面図

そうすることで特別にコストを掛けず、少しの手間で基礎の寿命を劇的に長くし、ひいては建物を強く健康的にするということに繋がるのです。

五藤久佳

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さざれ石。

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一宮市では優秀な緑化の創出、緑化の推進を図るため
民有地の建物又は敷地の緑化を進める
「緑の街並み推進事業」を行っており、
最大で対象経費の1/2の補助金が出ます。
一宮市木曽川町の住宅でこの補助金を使い植栽工事を行いました。

施工中、造園屋さんと敷石の打合せをしている際に
新築時に施工された縁側前にある
大きな踏み石の話になりました。

この石の種類は「さざれ石」です。
「さざれ石」は漢字で、「細石」と書きます。
字のごとく小さな石という意味です。
日本全国にあるさざれ石の石質は様々ですが、
石灰石が長い年月をかけて雨水で溶解し、
粘着力の強い乳状液が小さな石の隙間に凝結し、
ひとつの大きな岩の塊になったものも「さざれ石」と呼んでいます。
日本では、滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山が主要産地になっています。
有名なものとしては三重県二見浦の夫婦岩などがあります。

「さざれ石」と聞いてピンとくる方もいるかと思いますが
君が代の歌詞に登場する石として有名です。
「君が代は  千代に八千代に  さざれ石の 巌となりて  こけのむすまで」
これは小さなさざれ石が長年をかけて
巌という大きな石になるまでの長い長い年月を示すものとして
引き合いにされているのです。
様々な解釈があり、「結束し、協力しあい、団結して」や
「今は小石であるものが時代を経て、集まって大きな岩となり」
という意味ととらえることもあります。
また「男女が手を取り合って」や「国民が団結して」
という意味につながっていると言われています。

巌となったさざれ石は全国各地に存在しており、
いずれも神聖な力によって出来上がったものとして神社などにまつられています。
尚、君が代のもととなったさざれ石は、
岐阜県の揖斐川町にあるさざれ石公園に置かれています。
皆さんも一度見に行って、パワーを感じてみてはいかがでしょうか。

伊神

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実感と喜び。

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2018年2月22日  快晴の空の下、堀畑の家の上棟を行いました。


通し柱は三方から梁を架けるため金物を使い、
柱の断面欠損を少なくするすることで
強度の減少を防いでいます。


大工10人で延べ床面積50㎡の住宅も
あっという間に組み上がります。

 
複雑な構造も計算や架け方の打合せを重ねることで、
丈夫で柱のない大空間が実現します。

 
「ここがリビング、ここが階段、ここが和室・・・」と
建築主の喜びが伝わってきます。

香り、肌触り、見た目、音、やはり木は良いです。
ほっとできるマイホームをあなたにも。

坪内

 

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セカンドオピニオン

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医療と同様に建築にも「セカンドオピニオン」という選択肢があります。

住宅において以前は地盤改良という工事は余程の軟弱地盤でない限りしませんでした。

しかし最近は巨大地震の恐怖にともない様々な補強方法によりにどのような土地でも補強を施すようになりました。

それが近年はそれが当たり前のようにされていることに少し疑問を抱いています。太古の昔から形成されてきた真新(まっさら)な土地に我々の生活のために傷をつけてしまうことになるからです。土地は一度 傷をつけてしまったら二度と元の状態には戻りません。費用も掛かってしまいます。

私たちは出来れば地盤改良をせずに建物を建てたいと考えています。「セカンドオピニオン」により不必要な地盤改良を回避することが出来ます。


基礎の底部形状に合わせて土地の表面を掘削し、砕石を敷いて転圧機(ローラーなど)で丁寧に締め固めます。しっかりとした締固め工事が確認出来たら保険の補償が得られます。

安城の家は16日(金)に1回目の基礎コンクリート打設を行いました。

五藤久佳

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「考える」とは。

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建築家 谷尻誠さんのお勧めする本を
買って読んでいます。

「はじめて考えるときのように」
野矢茂樹(著)、植田真(絵)(PHP研究所)

設計という仕事の中で「考える」という事は
最も重要で必要不可欠です。

しかし、大人になればなるほど「考える」ときに
いままでの経験や知識、既成概念にとらわれ
新しいものを考え、生み出すことが難しくなってきます。

知っていることを出す事は簡単で、
それは「考える」という事ではありません。

「考える」ことを考える本。

そこに答えはありませんが、
何回、何十回と読み終わってから
自分の中で少しでも変化があれば
いいなと思っています。

坪内

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建築中の家
高道の家は大工工事が間もなく終わります。
堀畑の家は22日に建前です。
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2018年に家づくりを始めましょう。

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「2018年に家づくりを始めましょう。」

理由は金利が安く、消費税増税が
近付いているからです。


金利の低さは皆さんご存知だと思います。
しかし、消費税増税は2019年10月だから
まだ大丈夫と思っていませんか。

注文住宅の場合に限り、2019年3月31日までに
工事請負契約をすれば、引渡しが10月以降でも
消費税8%のままです。

逆を言えば工事請負契約完了まで
後1年しかありません。

また、近くなればなるほど駆け込み需要が発生したり、
2020年の東京オリンピックのために
材料の高騰や納期の遅れ、職人不足になります。

家はお金の損得ではなく、家族の幸せのために
その家族に適した時期に建てるものですが、
相談だけでも今から始めましょう。

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建築中の家
高道の家は大工工事が間もなく終わります。
堀畑の家は基礎工事のコンクリート打設が完了し
養生期間です。
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坪内

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もっと暮らしを豊かに。

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ウッドデッキは減額対象の上位で、予算オーバーとなると、
まずはじめにウッドデッキを諦める方がほとんどです。
 

ウッドデッキは使い方も決まっていませんし、
内なのか外なのか曖昧な場所で、
捉え方によっては無駄な場所となってしまいます。

全ての場所の使用目的が決まっていて、
無駄な場所がない方が機能的で効率が良くなります。

しかしそれでは生活が窮屈に感じてしまいます。

何に使うかわからない場所ではなく、
何をしてよい場所とすれば、
もっと生活が豊かになります。

寝ても良し。
本を読んでも良し。
ご飯を食べても良し。
歌っても良し。
空を眺めても良し。

何をするか考えるだけでも楽しくなります。

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現在建築中の堀畑の家。
2月下旬の上棟を前に、三重県のプレカット工場まで
木材の確認に行ってきました。

現場は大寒波や雪の様子を見ながら基礎工事中です。
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坪内

 

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季節を分ける。

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本日2月3日は「節分の日」です。
節分と言えば誰でも一度は、
「鬼は外、福は内」
と言いながら豆をまいた経験があるかと思います。

改めて「節分」の意味はご存知でしょうか。
読んで字のごとく、「季節を分ける」ことを意味しています。
現在では節分と言えば、2月3日を言いますが
元々は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)
の前日のことなので、年に4回あります。
立春が1年の初めと考えられることから、
立春(毎年2月4日頃)の前日(2月3日頃)
を指すことが多くなったそうです。

赤松町の家は年末に契約を行ってから、
着々と工事の準備を進めてきましたが
来週から境界のブロック積みや土工事が始まります。
節分によって春を迎え新しい一年の始まりの前に邪気を払い、
そして冬から春になる立春を迎えた季節の変わり目から
本格的な工事に入っていきます。

伊神

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