さざれ石。

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一宮市では優秀な緑化の創出、緑化の推進を図るため
民有地の建物又は敷地の緑化を進める
「緑の街並み推進事業」を行っており、
最大で対象経費の1/2の補助金が出ます。
一宮市木曽川町の住宅でこの補助金を使い植栽工事を行いました。

施工中、造園屋さんと敷石の打合せをしている際に
新築時に施工された縁側前にある
大きな踏み石の話になりました。

この石の種類は「さざれ石」です。
「さざれ石」は漢字で、「細石」と書きます。
字のごとく小さな石という意味です。
日本全国にあるさざれ石の石質は様々ですが、
石灰石が長い年月をかけて雨水で溶解し、
粘着力の強い乳状液が小さな石の隙間に凝結し、
ひとつの大きな岩の塊になったものも「さざれ石」と呼んでいます。
日本では、滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山が主要産地になっています。
有名なものとしては三重県二見浦の夫婦岩などがあります。

「さざれ石」と聞いてピンとくる方もいるかと思いますが
君が代の歌詞に登場する石として有名です。
「君が代は  千代に八千代に  さざれ石の 巌となりて  こけのむすまで」
これは小さなさざれ石が長年をかけて
巌という大きな石になるまでの長い長い年月を示すものとして
引き合いにされているのです。
様々な解釈があり、「結束し、協力しあい、団結して」や
「今は小石であるものが時代を経て、集まって大きな岩となり」
という意味ととらえることもあります。
また「男女が手を取り合って」や「国民が団結して」
という意味につながっていると言われています。

巌となったさざれ石は全国各地に存在しており、
いずれも神聖な力によって出来上がったものとして神社などにまつられています。
尚、君が代のもととなったさざれ石は、
岐阜県の揖斐川町にあるさざれ石公園に置かれています。
皆さんも一度見に行って、パワーを感じてみてはいかがでしょうか。

伊神

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