高道の家は敷地面積20坪弱の狭小地に
建つ木造3階建てです。
建ぺい率いっぱいで家を建てようとすると
どうしても隣地との距離が近くなり
室内が暗くなりがちです。
そこで役立つのが天窓(トップライト)です。
<R壁の家>
採光が必要な居室も天窓一つで十分です。
また、開閉式にすれば換気ができ快適です。
室内から眺める青空や星空。
子供室に設置する予定なので、
部屋の取合いになるかもしれません。
坪内
愛知県一宮市にある設計事務所、五藤久佳デザインオフィス有限会社のブログです。
高道の家は敷地面積20坪弱の狭小地に
建つ木造3階建てです。
建ぺい率いっぱいで家を建てようとすると
どうしても隣地との距離が近くなり
室内が暗くなりがちです。
そこで役立つのが天窓(トップライト)です。
<R壁の家>
採光が必要な居室も天窓一つで十分です。
また、開閉式にすれば換気ができ快適です。
室内から眺める青空や星空。
子供室に設置する予定なので、
部屋の取合いになるかもしれません。
坪内
今週、昨年耐震改修をした伝道院で
「常時微動測定」を行いました。
常時微動測定とは建物の微小な揺れを
小型・高性能の加速度センサーを使って計測し、
建物の固有振動数(単位時間に振れる回数)を算出します。
計測結果によって求められる振動数は
木造建物の剛性(かたさ)を示すため、
建物の耐震性を評価する一つとして
利用することができます。
一般的な新築の木造住宅は数値にすると6Hz程度です。
耐震改修を行う前に計測した際の数値は
2~3Hzで非常に弱いという結果でしたが
今回測定した結果、7Hz以上という数値でした。
つまり新築の木造住宅よりも強い建物ということが分かりました。
この結果を児童クラブの先生にお話しましたが
「これなら地震が来ても安心して子供達を預かることが出来ます!」
ととても喜んでいました。
私たちも耐震改修後の建物を計測して
数値に表すというのはなかなか出来る事ではないので
証明することが出来て良かったです。
伊神
先日はすごい雨でしたね。
雷と叩きつける大粒の雨音で、
室内にいても会話や電話の内容も
聴き取れない状況でした。
音には空気振動で伝わってくる音と
固体を伝わってくる音の2種類があり、
空気を伝わる音は防音対策
固体を伝わる音は防振対策が必要です。
防音にも吸音と遮音の2種類があります。
吸音:音を吸い込み反響を小さくする
遮音:音を通さない
吸音する材料で安価な物はグラスウール(断熱材)です。
繊維系の材料が音の伝わろうとするエネルギーを
しっかり吸収します。
また遮音は、重い材料ほど遮音性が高いため、
コンクリートや瓦などが適しています。
建築で使われる発泡ウレタンや
ポリステレンフォームなどの断熱材は
断熱性能は高いですが、軽くて固い為
吸音、遮音性能はあまり期待できません。
木造住宅で音だけの問題で言えば
岩倉の家のような瓦屋根でグラスウール断熱、
窓はペアガラスの家が最も静かです。
坪内
2017年6月27日(大安)
平和町の家は上棟を行いました。
予報では天気が怪しかったですが
想いが届いたのか見事に晴れました。
6人の大工さんが声を掛け合いながら
手際良く組んでいきます。
大工さんの威勢のいい声と
木をコンコンと叩く音が辺りに響いていました。
散歩で通りかかった近所の方も
「最近はあまり木組みの家も見なくなったから、
朝からコンコンいい音が響いてるね~」
と笑顔で仰っていました。
無事に上棟を迎える事ができ、
建築主さんも喜んでいました。
完成まではまだまだ長い道のりです。
駆け足せず、一歩一歩確実に地面を踏みしめながら
建築主の夢の詰まった家づくりが進んでいきます。
上棟おめでとうございます!
伊神
高道の家は見積り調整中です。
高道の家もR壁の家と同様
準防火地域の木造3階建てです。(準防木3)
<R壁の家>
準防火地域内の木造の3階建は
制限や必要事項が沢山ありますが、
一つ一つクリアしていけば、
デザインはもちろん暮らし易さや
強度を兼ね備えた家を造ることができます。
今日から7月です。
私の好きな言葉
「今日という日は、残りの人生の最初の一日」
映画「アメリカン・ビューティー」より
大切なのは、最後の日が分らない事です。
今日という日を大切に。
坪内
平和町の家は2週続けて材木検査を行いました。
先週は材木屋さんへ化粧柱の選定に行ってきました。
たくさん積まれた柱の中から特に良いものを選びました。
今回使用する化粧柱は3本ですが
良いものを選べたので3本のためだけでも行った甲斐がありました。
そして今週は先週とは違う材木屋さんへ
化粧柱以外の柱や土台・梁などの構造材を確認しに行ってきました。
この長い材料は通し柱です。
この一山はすべて平和町の家で使用される梁などです。
含水率が20%以下になっているかも確認しました。
最後にプレカットの加工場も見学しました。
建築主さんも興味津々でした。
本日確認した平和町の家の材木も
建て方に向け加工されていきます。
伊神
高道の家の本見積りが揃いました。
見積り書は工務店独自の書式で項目や数量が異なるため、
先ずは一覧表を作成します。
次に、各工務店を工事毎に金額を比較し、
明らかに金額に差がある場合は数量や
単価の確認を行っていきます。
1社だけでの見積りでは分かりづらい部分も
数社見積りをとり比較する事で明確になり、
減額案を作成する前に金額を調整することができます。
坪内
市街化調整区域をご存じでしょうか。
市街化調整区域とは、一般の人が新たに建築物を
建てることができない区域です。
堀畑の家の敷地も市街化調整区域内です。
現在、更地の状態ですが分家住宅としての
新築の許可を申請中です。
市街化調整区域は昔から土地を所有していたり
ずっとその土地に住んでいて、
子供の家を新築しようとしても許可が必要で、
市役所に申請するためとても時間がかかります。
一方で市役所ではどうしたら稲沢市の人口を増やし
発展できるのか定期的に会議が開かれています。
市域面積に対する市街化区域の占める割合は11.3%
市街化調整区域は88.7%です。
おのずと答えが見つかりそうですが難しいんでしょうか。
坪内
畳の部屋はとても便利です。
畳の香りや障子からの柔らかな光に包まれ、
大人にとっても心が落ち着ける癒しの空間です。
畳の部屋をキッチンの近くに配置すれば
子育てをしながら無理なく家事ができます。
将来、年をとってからはベッドで寝たいので
畳の部屋はいらないという方も少なくありません。
しかし、最近の畳は厚みが15mmと薄く
フローリングと厚みが同じなため
容易に変えることができます。
今の季節であれば庭からの風を
感じながらのお昼寝や読書が最高です。
そんな畳の部屋をぜひあなたにも。
坪内
建物の新築する場合、
必ず敷地の地質調査を行います。
調査の結果、土地が軟弱地盤の場合は
建物の構造にあった地盤改良などを行います。
逆に調査の結果、地盤が強い場合は改良を行う必要はありません。
その他にも地盤改良までは必要が無く
ランマー転圧を行う補強方法などもあります。
平和町の家は調査の結果
全体的に良好な地盤という結果で
地盤改良ではなく砕石敷きの上ランマー転圧を行う
地盤補強を行いました。
まずは土の状態で縦横と予備転圧を4回行い、
その後砕石を敷いてからさらに縦横と方向を変えながら
4回転圧を行います。
入念な転圧を行い、安心して建物が建てられる
しっかり頑丈な地盤を造ります。
伊神