かたさの証明。

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今週、昨年耐震改修をした伝道院で
「常時微動測定」を行いました。

常時微動測定とは建物の微小な揺れを
小型・高性能の加速度センサーを使って計測し、
建物の固有振動数(単位時間に振れる回数)を算出します。
計測結果によって求められる振動数は
木造建物の剛性(かたさ)を示すため、
建物の耐震性を評価する一つとして
利用することができます。


一般的な新築の木造住宅は数値にすると6Hz程度です。
耐震改修を行う前に計測した際の数値は
2~3Hzで非常に弱いという結果でしたが
今回測定した結果、7Hz以上という数値でした。
つまり新築の木造住宅よりも強い建物ということが分かりました。

この結果を児童クラブの先生にお話しましたが
「これなら地震が来ても安心して子供達を預かることが出来ます!」
ととても喜んでいました。

私たちも耐震改修後の建物を計測して
数値に表すというのはなかなか出来る事ではないので
証明することが出来て良かったです。

伊神

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雨の音。

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先日はすごい雨でしたね。

雷と叩きつける大粒の雨音で、
室内にいても会話や電話の内容も
聴き取れない状況でした。

音には空気振動で伝わってくる音と
固体を伝わってくる音の2種類があり、
空気を伝わる音は防音対策
固体を伝わる音は防振対策が必要です。

防音にも吸音と遮音の2種類があります。

吸音:音を吸い込み反響を小さくする
遮音:音を通さない

吸音する材料で安価な物はグラスウール(断熱材)です。
繊維系の材料が音の伝わろうとするエネルギーを
しっかり吸収します。
また遮音は、重い材料ほど遮音性が高いため、
コンクリートや瓦などが適しています。

建築で使われる発泡ウレタンや
ポリステレンフォームなどの断熱材は
断熱性能は高いですが、軽くて固い為
吸音、遮音性能はあまり期待できません。


木造住宅で音だけの問題で言えば
岩倉の家のような瓦屋根でグラスウール断熱、
窓はペアガラスの家が最も静かです。

坪内

 

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