知識と手間が建物を健康にする

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「ベジファースト」はご存知でしょうか。食事の際に他の食べ物よりも先に野菜を食べること。

食物繊維の効果で血糖値の急激な上昇が抑えられ、インスリンが過剰に分泌するのを防止でき、ダイエットや便秘に効果があります。
つまり食べ物の順番を変えるだけで健康になる訳です。

建物でも同様に全く同じ材料を使って劇的に健康にすることが出来ます。
基礎コンクリートの打設方法です。
木造の場合は「べた基礎」という形状をコンクリートで成形します。
一般的に施工のし易さによりコンクリートの底部と立上り部を別日に打設しますが、その際に打ち継ぎという「ジョイント」が出来ます。しかし、その「ジョイント」から雨や空気中の水分が染み入る隙間ができるのです。それは基礎の寿命を大きく左右すると考えます。
そのため私たちはジョイントが出来ないように立上りまで一度に打設します。

    ※べた基礎断面図

そうすることで特別にコストを掛けず、少しの手間で基礎の寿命を劇的に長くし、ひいては建物を強く健康的にするということに繋がるのです。

五藤久佳

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